初めて、家電量販店のオンラインショップを使った。冷蔵庫を注文し、コンビニ払いを選んだ。
支払いが済むと、ほんの数分でヨドバシから電話がかかってきた。
このスピード感には正直、驚かされた。
私はこれまで、Amazon や価格.com (家電や日用品の価格を比較できるサイト)に出てくるような小さなデジタル系ショップで何度も家電を買ってきたけれど、
今回のように設置や引き取りがある冷蔵庫の場合は、大手家電量販店のオンラインショップのほうが安心だと思ったからだ。
📞 電話とメールの連携
コンビニで入金してすぐに、ヨドバシから電話が来ていた。
一度着信を逃してしまったが、すぐに「ご希望の日時を3つ返信してください」というメールが届いた。
試しに時間を指定して送ると、指定した通りのタイミングで電話がかかってきた。
人とシステムの連携が、こんなにもスムーズなのかと感心した。
🧾 コンビニでの一幕: 震える手
ファミリーマートのレジ。
レジの人は、私が金額を伝えて現金を出したとたん、一瞬「えっ」と怯んだような表情を見せた。
おそらくコンビニではあまり見ない金額だったのだと思う。
それから店員さんは、とてもゆっくりと、慎重に、お札を数え始めた。
その動作を見ていたら、なんだか、初めてレジに入った人が練習しているような雰囲気を感じた。
お札を一枚一枚、確認しながら、周囲を気にしつつ、心の中で何度も数えていたように見えた。
──その姿に、ふと昔の自分のことを思い出した。
以前、スーパーでレジに入った初日。
一番最初に教わったのは、お金の数え方だった。
「 お札は、人差し指と中指の間に挟む。それから、顔がついている側を手前に向けて、その顔を自分のほうに引っ張るようにして、一枚ずつ数えるんだよ」そう言って、実際に、やって見せてくれた。一緒に練習してみたけど、私はうまくできなくて。
家に帰って、練習した。
でも手元に千円札がたくさんあるわけじゃなかったから、紙を切って“ニセのお札”を作り、それを数える練習を何度も繰り返した。
今思えばあれは、ちょっと頼りないけど、すごく真剣だった時間だった。
目の前の店員さんの手元にも、同じような緊張がにじんでいた。
🐢 収入印紙と、ふたりの「緊張」
支払いが終わると、店員さんはレシートの裏に収入印紙を貼った。
そして、手で「パタパタパタ」と軽く仰ぎながら、
「乾かない〜〜」
とつぶやいた。
私は思わず笑って、「大丈夫ですよ」と声をかけた。
そして、ほんの少し間をおいてから、
「今日ちょっと、緊張しました」
って言ってみた。
すると店員さんは、ちょっと引きつった笑顔を浮かべながら、
「……私もですぅ」
と苦笑い。
──この「すぅ」が、なんだか可笑しくて、やさしかった。
🌐 気づいたこと
今回の体験で、家電量販店のオンラインショップが想像以上に効率的だと実感した。
コンビニ払いを通じて、システムの完成度と、人のあたたかさ、その両方に出会ったような気がした。
そういえば──
昔、スーパーの食品レジに入っていた頃、一度だけ収入印紙を貼ったことがある。
キャンプに行くというお客さんが、お菓子やペットボトルなどを山のように買い込んできた。
どっさり山盛りの商品が入ったカゴが、10個以上レジに並んだ。
合計金額は、食品スーパーとしてはかなりの金額だった。その人は、封筒から現金を出した。
「キャンプ費用って書いてください」と言われ、領収書を手書きで書き、印紙を貼った。
そのときも私は、ちょっと興奮して、そして、緊張していた。
あの時の私と、今日の店員さん。
そして、パタパタと乾かない印紙。
──少しだけ、時が重なって見えた。そんな出来事だった。